夫婦で老人ホームに入る場合の費用と介護施設選びの注意点

父親が母の介護に疲れて家族会議、話し合った結果、夫婦で老人ホームに入ることになりました。

今回そのことについて書いてみます。

「夫婦で老人ホームに入ること」

それは一般的イメージとしては良いこともありますが、実はちょっと注意しなければいけないこともあります。

もちろん基本的に夫婦で老人ホームに入るということは夫婦睦まじいということでいいことなのです。

特に我が家の場合、おそらく母が早くなくなってしまうと父親は心理的に数年持たないのではないか?ということが家族でもわかっています。

ただし、「夫婦」で老人ホームに入る場合いろいろなことに気を付けないといけないので、今現在夫婦で二人部屋に住もうと検討されてる方はぜひこちらのことも参考にしてみてください。

夫婦で有料老人ホームに入れるの?

結構これって気になる人多くないでしょうか?

これについては有料老人ホームやサービス高齢者住宅は夫婦で入居可能なんです。

結構いろんな人に聞かれるのですが、夫婦で入れる老人ホームや介護施設は最近徐々に増えてきてサービスも充実してきています。

ちなみによくあるのは介護度が同じじゃないと入居できないのでは?という質問ですが、夫婦で年齢や介護度が違っても入居は可能です。

また生活保護有料老人ホームの場合も一部夫婦入居が可能な老人ホームがでてきています。

有料老人ホームの場合年齢の制限が設けられていることが多いのですが、どちらかの年齢がその年齢をクリアしていればOKです。

まだまだそこまで多くはないのですが、二人で住めるなら以下にあるように費用もある程度抑えられるのでぜひ近隣に施設があるのであれば一度見学に行ってみてください。

身元保証人については自立同士で同室入居する場合、お互いが身元保証人となり、特別に身元保証人を立てずとも入居できることが可能です。

ただし、一方もしくは二人とも介護が必要な場合、同室には入居ができない場合もありますのでご注意ください。

夫婦で有料老人ホームに入る場合の費用とは?

実際に夫婦で有料老人ホームに入居する場合はいくら必要なのか?

最初にいくらお金が必応なのか?

入居一時金がゼロの老人ホームと高い老人ホームでは何が違うのか?などお金に関する疑問は多いと思います。

今回はこれについては少し書いてみます。

夫婦で老人ホームへの入居を検討してる方のほとんどが老人ホームへの入居が初めてという方が大半で、入居一時金?月額費用?食事はどうなるの?

と心配される方も多いと思いますがまずはこちらをご参照ください。

一般的に老人ホームの入居初期にかかる費用は500万円程度?

入居者100人の平均は「500万円」となりました。

まず老人ホームに入居する場合、「入居一時金」という費用がかなり高くて驚く方も多いのではないでしょうか?

ではそもそも老人ホームにおける「入居一時金」とはどんな費用でしょうか?

「入居一時金」は有料老人ホーム特有のシステムです。

入居一時金とは家賃や介護にかかるスタッフの配置などの介護費用や老人ホームの施設利用料などの意味合いがあります。

言ってみれば「その老人ホームを終身利用する権利のための費用」というほうがわかりやすいでしょうか。

これは老人ホームの「想.定居住期間 ( 償却年月数 ) における家賃」と「想定居住期間を超えた期間に備えた家賃(将来の家賃負担分)」を事前に全額もしくは一部払うことで、月々の利用料を抑えるという仕組みです。

つまり老人ホームを利用する上で必要となる家賃の一部や諸経費などを先に払ってしまうということで発生する費用です。

一般的な老人ホームの場合この一時入居金が必要とありますが、老人ホームの中には入居一時金がゼロ円という老人ホームもたくさんあります。

これは初期費用を抑えて毎月の月額をその分高くする支払い方法であり、長期間住む場合一時入居金が必要な老人ホームより割高になることが多いのです。

夫婦で入居する場合、施設によって2人部屋の場合割高になるということもあります。

夫婦で老人ホームに入る場合に発生する費用

入居一時金が必要な老人ホームの場合

・長期間の入居予定や終の棲家にする場合
におすすめです。

入居金ゼロの老人ホーム

・緊急で入居したい方
・短期間での利用を考えている場合
・入居一時金が用意できない場合
におすすめです。

ただし最近では選択性により、入居一時金0円のプランを選べる施設も増えてきています。
ですのでこれについてはもし選択できるのであれば入居前に前にしっかり施設側やケアマネージャーなどに相談しておくといいでしょう。

夫婦で入る場合の月額費用は?

有料老人ホームの月額費用は主に三つに分けられます。
一つは家賃、管理費、食費といった費用。

そして介護サービスにかかる費用

もう一つは諸費用で医療費やおむつ代です。

有料老人ホームなどの民間施設は立地場所や部屋のグレードなどによって月額費用が大きく変わる場合があります。

一般的に10万円前後と言われていますが、グレードの高い施設であれば100万円近くの月額費用が発生する場合もあります。

ちなみに私の両親の施設の場合月額は二人部屋で158000円でした。

ただ、先ほども書いた通り立地などでも変わってきます、例えば東京の場合は地方と比べて高くなっています。

私の両親が入居した施設はそのエリアではやや高めなんですが、自宅から非常に近いので選びました。

やはり簡単に通える範囲の方が両親としても安心するのでそういう点からやや高いのですが近隣の施設を選びました。

老人ホームにおける食費

有料老人ホームの場合、1日分を定額にて設定している施設もあれば、その食事ごとに費用が異なる老人ホームもあります。

なのでそういった施設の場合毎月の食費の額が微妙に変わってきます。

私の両親の施設は外食などの場合で食事の用意が必要ない場合、3日前までに連絡すればその分の費用を差し引いてくれるのですが、ほとんどの有料老人ホームは外食した場合でも食費は引かれるようです。

このあたりも確認しておく必要があるでしょう。

またイベントなどで食費を少しアップすることでお寿司やステーキなどグレードの高い食事に変更することも私の両親の老人ホームでは可能となっています。

食事は高齢者にとって楽しみの一つでもあるんでこの辺については施設に見学に行った際にどうしうシステムになっているのかなど確認しておく必要があります。

水道光熱費や日用品の費用

有料老人ホームの場合水道光熱費は別に請求されますが施設によっては一定額を請求されたり、月額の費用にすでに含まれてる場合があります。
これについてはホームごとに変わるので確認してみましょう。

また日用品の費用も発生します。

よく使うのはおむつの費用です。
私の母は尿漏れが昔からひどくおむつは欠かせません。

また私の両親はビールが大好きです。
両親の入居する施設はおやつやお酒が持ち込みがOKなのでビールをケースごと購入し、毎月ケースを施設に届けています。

ただし飲み過ぎないように介護士さんに一日一本だけ出してもらうようにしています。

これ以外にもレクリエーションなどで発生するバス代、イベント代などが必要となることがあります。

イベントは入居者にとって楽しみの一つでもあるので健康状態に問題がなければなるべく参加させてあげてください。

医療費

これも高齢者の場合欠かせませんよね。

施設内でも看護師さんが常駐してるところもありますが、両親の施設はそれがないので健康状態をチェックしてもらって悪いと病院に私が連れていきます。

薬代もかかりますのでこの医療費もしっかり念頭に入れておくべきです。

夫婦で有料老人ホームに入るメリットとデメリット

夫婦で老人ホームに入る場合やはりメリットは今までの生活と変わらず、さらに介護の負担が減るので快適に老後を過ごせることでしょう。

さらに夫婦部屋のある有料老人ホームの場合しっかり設備の整った部屋が多いのも特徴です。

経験上夫婦部屋の場合一人部屋と違ってキッチンがあったり、設備が良い部屋が多い傾向にあります。

精神面で負担が少ない

パートナーがいるというのはやはり高齢者に限らず精神的にも心強いものです。

そしてなによりパートナーの介護負担がなく、健康状態も自身で自宅などで行うよりしっかりしてるので安心感もあります。

有料老人ホームなどは健康状態にも気をつかっており、健康管理などもしっかりしてる施設がほとんどで、実際私の両親も有料老人ホームに入居する前よりも明るく健康状態も良好なんです。

二人部屋は費用が比較的安い

そうです、実は夫婦で老人ホームに入る場合、二人別々に入る場合と比べて入居に関する費用がやや安いのです。

これは施設や施設の設備によって一概に必ずしも安いとは言い切れないのですが、ほとんどの場合において夫婦で入る場合は安くなる傾向があります。

一時入居金はもちろん、月額の費用も比較的安くなる傾向にあります。

おおむね一人で有料老人ホームに入る場合の1.3倍から1.5倍程度の費用で抑えられることが多く、この費用を抑えるために夫婦部屋を探される方も少なくありません。

ただし、食事代など一人ずつかかる費用については安くならないのでこれについては注意してください。

夫婦で有料老人ホームに入る場合の注意点

デメリットというより注意点なのですが、夫婦で二人部屋に入れたとしてもどちらかの介護度が変わった場合、部屋を別にしなければいけないこともあります。

入居した後にどちらかの介護が必要になると、同室で生活を続けるのが厳しくなり、その結果部屋が変わったり施設の変更を迫られることがあります。

ただし、その施設が「介護型」あるいは「自立・介護混合型」の施設では、夫婦どちらかの要介護度が高くなっても住み続けることができる場合もあります。

実際に両親に有料老人ホームの生活を聞き取りしてみた

実際に夫婦で有料老人ホームに入居した母に老人ホームでの生活について聞いてみました。

多少言葉がわかりにくい点があるので私が脚色していますが、ほぼ率直な意見です。

実際に有料老人ホームに入居してみてどうなのか?

思ったよりもきれいで温度管理がしっかりしてるので健康状態もいい感じ、レクリエーションもよく行われていたり、イベントもよくあり毎日が割と楽しい。

一言でいえば家にいるときよりもらくちんかな。
気苦労がないのがいいね。

「一番の楽しみは何?」

やっぱり食事かな、今の施設は食事のバラエティーが豊富でうれしい。
食事は一番の楽しみだね。

あと移動コンビニ(ファミリーマート)がたまに来てくれるのでそれでおやつを買うのが結構たのしい。

あとは一階にカフェがあるのでそこでお友達と談笑するのが楽しいかな。
でもやっぱり夫婦だから心強い部分はある。
お父さんはちょっと同じフロアの方に苦手な介護士さんがいるみたいだけど・・。

やはり家族がなるべく会いにいく機会が多いのがうれしいかな。
ひ孫の顔をみるのも楽しい

「老人ホームの生活はどう?」

集団生活というとかなり嫌なイメージがあったけど、思ったほどおとなしい人が多いからそこはそんなに気にならないかな?
食事の際もみんなでお話して楽しいよ。

「夫婦での生活に変化はあった?」

お父さんも少し元気になってるし、散歩も一緒に行くのがたのしい。
やることがなくなって充実しないかなと思っていたけど、そんなことはないし、むしろ別の趣味ができる時間的余裕ができたことがうれしいかな。
一緒にいて家の事をやらないでいいからちょっとした旅行気分みたいな感じだね。

いつまでも幸せな夫婦で

こんな感じで我が家の場合本人たちは当初考えていたより快適な生活を送っているようです。

なにより人生の終わりを夫婦で過ごせるって理想の夫婦ですよね。

もちろんどちらかが先に旅立つことになるわけですが、それでもなるべくいつまでも一緒にいたいというのは自然な生き方で素晴らしいことだと思います。